Carpet Knowledge
営業中のホテル改修、床材をどう分割納品するか
ADA FLOOR デザインチーム · 公開 2026-09-21
営業しながらの床改修は作り直しではない。範囲・サンプル・ロット・検収を分けて組み立てる。深圳福田シャングリラの 11,455 ㎡ 改修記録が典型例だ。

要点
営業しながらの床改修は作り直しではない。範囲・サンプル・ロット・検収を分けて組み立てる。深圳福田シャングリラの 11,455 ㎡ 改修記録が典型例だ。
- まず範囲:どこをやり直し、どこを残すかで解体量が決まる。
- モデルルームで色・踏み心地・清掃条件を一度に決める。
- 階単位・夜間施工、同一色は同一ロットで染める。
档案は範囲表から始まる
改修プロジェクトの最初の文書は図面ではなく範囲表である。深圳福田シャングリラの記録は 11,455 ㎡、2019 年 12 月、物件全体と記載し、客室・通路・宴会場・エグゼクティブラウンジまで名指ししている。ここが明確であれば、何を剥がし、何を残し、どこを部分交換するかの判断基準が立つ。上海和平飯店の 2007〜2010 年修繕も部位別に面積を登録しており、984.4 ㎡ はあの大理石の通路分にあたる。

モデルルームで三つの論点を同時に決める
営業中の改修で最も高いのは手直しだ。だから最初の一区画を先に作る。その部屋で同時に決めるのは三つ、実際の照明下での色の読み方、家具が載った後の踏み心地、そして現場が既存の洗剤で洗い切れるかどうか。三つは通常別々の部署から出るが、同じサンプル上で同時に署名しないと、後の各階で同じ議論をやり直すことになる。

検収は許容差、運用は評価記録
改修の引き渡しは写真では判断しない。継ぎ目の段差、際部の隙間、柄の位置ずれ量を見る。運用期には外観評価に切り替え、入口まわりと主通路の摩耗を四半期ごとに記録する。ロール単柄の配置図を残しておけば、数年後の部分交換で色も位置も合わせられ、階全体の張り替えを避けられる。

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